化学物質を取り扱う研究室に関するWSHガイドライン

このトレーニング コースは、化学物質を扱う研究室、特に企業の品質管理研究室と教育機関の教育研究室における職場の安全衛生 (WSH) を強化することを目的としています。このコースでは、既存の WSH ガイドライン (危険化学物質の管理に関するもの) を補足し、化学物質の安全な保管、移動、取り扱い、廃棄に関する詳細なガイドラインを提供します。また、このコースでは、研究室環境で化学物質が関係する事故に対する効果的な緊急対応措置に関するガイダンスも提供します。

このコースでは、標準的な実験技術、一般的に利用可能な実験装置、十分に理解された化学物質を扱う実験室は「基礎的」とみなされます。研究開発 (R&D) 実験室は複雑で、特殊な装置や新しい化学物質を使用するため、このコースでは扱いません。 

このコースは、研究室の設置や再設計に携わる人にとって特に有益です。WSH に関する重要な考慮事項を取り上げ、研究室の設計、安全プロトコル、リスク評価 (RA) に関するガイダンスを提供します。化学研究室の安全検査チェックリストが含まれており、化学薬品の使用者、研究室の管理者、安全監査人が WSH の懸念に効果的に対処し、必要な管理措置を実施するのに役立ちます。

さらに、このコースでは、新しい実験室実験や試験方法を計画する際に推奨される WSH の考慮事項について概説し、安全プロトコルが実験設定に完全に統合されるようにします。トレーニングの終了までに、参加者は化学物質の安全性慣行を包括的に理解し、リスクを管理して実験室の安全な作業環境を確保する準備が整います。このコースは、安全基準を改善し、実験室での化学物質の取り扱いに関連するリスクを軽減するために不可欠です。